よみうりカルチャー荻窪で、哲学の講座を始めました。
http://www.ync.ne.jp/ogikubo/kouza/201704-01291225.htm
講座は計6回、日程は、5月から10月までの第4火曜日(19:15~20:45)です。
この講座では、『読まずに死ねない哲学名著50冊』をテキストに、哲学の王道である認識論で優れた考え方を置いた5人の哲学者(プラトン、デカルト、ニーチェ、フッサール、ハイデガー)について確認していきます。
ゼミ形式となっていますが、お気軽にご参加いただけると嬉しく思います。途中参加も可能です。よみうりカルチャー荻窪まで直接お問い合わせください。
講座をもつ経験はこれが初めてなので、上手くないところがあるかもしれませんが、丁寧に進めていきます。どうぞよろしくお願いします。
初回の今日は、現在の哲学をざっと確認したうえで、これからの哲学の可能性について確認しました。哲学が何を目的とし、どのような問題に直面しているのか。古代ギリシアから続いているにもかかわらず、なぜいまなお多くの考え方が対立しているのか。その対立が現実世界でどのような問題を引き起こしているのか、そして、その問題を解くための根本的な方法はあるのか…。このような点について確認していきました。
詳しくは次回以降の講座にて見ていきますが、自分は、近代哲学から始まる認識論の道はフッサールの超越論的現象学に通じるという立場から(実際、フッサールも『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』第14節でまさしくそう考えています)、今日の現象学で展開されている考え方に可能性があると考えています。
どこまで踏み込めるか分かりませんが、後半の講座では、その点についても確認することになると思います。