ロック『人間知性論』を解読する ロックの『人間知性論』を解説。ロックは本書で「第一性質」や「第二性質」といった概念によって、誰にも確かめられない「物語」を作るのではなく、経験と観察可能な領域を考察の対象とすべきと主張する。ここに経験論が合理論に対してもつ優位がある。 続きを読む →
デカルト『方法序説』を解読する ルネ・デカルトの『方法序説』を解説。デカルトの方法的懐疑は「『われ思う、ゆえにわれあり』を哲学のスタート地点(原理)としよう。これ以上確実で疑いえないことは存在しないからだ」というように、キリスト教の世界説明ではなく、世界の普遍的な共通了解を求める方法として編み出されたものだ。 続きを読む →