ヴェーバー『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』を解読する(2) 本書はヴェーバーの社会認識論だ。本書でヴェーバーは「価値自由」と「理念型」の概念を軸に、社会認識の客観性(普遍性)を担保するための条件について論じている。後半では理念型について確認する。 続きを読む →
ヴェーバー『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』を解読する(1) 本書はヴェーバーの社会認識論だ。本書でヴェーバーは「価値自由」と「理念型」の概念を軸に、社会認識の客観性(普遍性)を担保するための条件について論じている。前半では価値自由について確認する。 続きを読む →
ニーチェ『権力への意志』を解読する(2) ニーチェは第1巻でキリスト教道徳に代表される既存の価値体系をコテンパンに批判した。これを踏まえて、後半ではキリスト教道徳に代わる新たな価値体系を打ち立てようと試みる。 続きを読む →
ヒューム『人性論』を解読する ヒュームの『人性論』を解説。ヒュームは、私たちの意識が到達できない領域を前提することなく、ただ私たちの意識に与えられているものだけを探究してゆくことによって、認識の構造を取り出そうとする。これは根本的な形而上学批判だ。 続きを読む →
カント『純粋理性批判』を解読する カントの『純粋理性批判』を解説。カントは意識の外側の世界ではなく意識の内側に着目することで、普遍的な認識の可能性を問う。そして、もし人間に共通の認識構造を見出せれば、世界それ自体がどうであろうとも、普遍的な認識が成立するといえる。そうカントは考える。 続きを読む →