ホッブズ『リヴァイアサン』を超コンパクトに要約する ホッブズの『リヴァイアサン』をシンプルにまとめました。「万人の万人に対する闘争」(普遍闘争状態)の本質的な理由を人間存在のあり方に求めた上で、これを解決する原理(考え方)を示した点で画期的な議論です。 続きを読む →
アーレント『人間の条件』を解読する 『人間の条件』はハンナ・アーレントの著作だ。本書でアーレントは、私たち人間は「労働」「仕事」「活動」の3条件のもとにあるとした上で、近代は労働社会であり、「仕事」や「活動」の自由の領域を抑圧していると批判する。 続きを読む →
アーレント『革命について』を解読する 本書はアーレントの自由論だ。フランス革命とアメリカ独立革命の考察を踏まえて、革命の成功は、人びとの解放ではなく、「自由の公的空間」を創設できるかどうかにかかっている、と説く。 続きを読む →
カント『永遠平和のために』を解読する カントの『永遠平和のために』を解説。テーマは「平和」だ。一切の戦争の契機が存在しない永遠平和状態はどのようにして創設することができるか。カントはこの問題に対して、『実践理性批判』で定義した「定言命法」と、自然の「摂理」を答えとして示している。 続きを読む →
ルソー『社会契約論』を解読する ルソーの『社会契約論』を解説。市民社会の正当性の原理はありうるか。自由と平等の正当性の原理は何か。これから向かうべき市民社会の可能性の原理はどこにあるか。この問題に対してルソーは「社会契約」と「一般意志」によって答える。 続きを読む →