プラトン『ソクラテスの弁明』を解読する 本篇はプラトンの初期対話篇だ。アテナイの有力者アニュトスの手先メレトスが、「国家の信じない神々を認めず、青年を堕落させた」とし、アテナイの法廷にソクラテスを公訴した。本篇は法廷で裁判を見守っていたプラトンが、ソクラテスによる弁明の一部始終を記録、公表したものだ。 続きを読む →
アリストテレス『ニコマコス倫理学』を解読する 『ニコマコス倫理学』は、アリストテレスが生前残した講義ノートや草稿などを、アリストテレスの息子ニコマコスらが編集したものだ。全10巻からなる。中心テーマは中庸の徳だ。観照的な活動に究極の幸福があると説く。 続きを読む →
アリストテレス『形而上学』を解読する アリストテレスの『形而上学』を解説。アリストテレスによれば、形而上学とは、具体的な事物を「存在するもの」として捉え、そもそも「存在するもの」とは何であるかについて探求する学問のことだ。 続きを読む →
プラトン『パイドロス』を解読する プラトンの『パイドロス』を解説。『パイドロス』は、私たちがひとたび恋愛に陥ったときに突き当たるエロティシズムとロマンティシズムの争いをみごとに描いている。後半は弁論術についての議論だ。 続きを読む →
プラトン『パイドン』を解読する プラトンの『パイドン』を解説。『メノン』や『国家』に並ぶ中期の代表作だ。本書でプラトンは、私たちは「魂の配慮」(自己配慮)と、何が最高の「善」であるかについての探求を行うべきだと主張した。これは古代ギリシアの哲学のあり方を根本的に変革するような直観だった。 続きを読む →