レヴィナス『存在の彼方へ』を解読する 本書『存在の彼方へ』は、ユダヤ系哲学者エマニュエル・レヴィナスの第2の主著だ。レヴィナスは本書で、他者への責任は他者の身代わりになることにあると説いた。 続きを読む →
デカルト『情念論』を解読する デカルトの『情念論』を解説。人間は考えるモノであると同時に、延長をもつモノでもある。つまり私たちは、精神としても、また身体としても存在している。この事態をどう扱うべきか?これが本書のメインテーマだ。 続きを読む →
ニーチェ『権力への意志』を解読する(2) ニーチェは第1巻でキリスト教道徳に代表される既存の価値体系をコテンパンに批判した。これを踏まえて、後半ではキリスト教道徳に代わる新たな価値体系を打ち立てようと試みる。 続きを読む →
ニーチェ『権力への意志』を解読する(1) ニーチェ『権力への意志』の前半を解説。『権力への意志』の全体のモチーフは、既存の価値体系の徹底的な吟味と、それに基づく新しい価値体系、しかも私たちの生をより「よい」ものへと向かわせてくれるような価値体系を打ち立てることにある。 続きを読む →
ニーチェ『道徳の系譜』を解読する ニーチェの『道徳の系譜』を解説。ルサンチマンによる生の価値評価の視点を初めて思想に導入した。その視点は私たちを立ち止まらせ、私たちが素朴に身につけてきた「よい」と「わるい」の価値秩序を根本から吟味させなおすほどのパワーをもっている。 続きを読む →