スピノザ『エチカ』を解読する 本書は、オランダの哲学者バールーフ・デ・スピノザ(1632~1677)の主著だ。1662年から1675年にかけて執筆され、スピノザの死後、1677年に出版された。 続きを読む →
プラトン『ソクラテスの弁明』を解読する 本篇はプラトンの初期対話篇だ。アテナイの有力者アニュトスの手先メレトスが、「国家の信じない神々を認めず、青年を堕落させた」とし、アテナイの法廷にソクラテスを公訴した。本篇は法廷で裁判を見守っていたプラトンが、ソクラテスによる弁明の一部始終を記録、公表したものだ。 続きを読む →
レヴィナス『実存から実存者へ』を解読する 本書はエマニュエル・レヴィナスによる著作だ。ハイデガーの存在論に対抗しつつ、どこに「善」の根拠を置くことができるかという問題意識に支えられている。イメージ的な議論が多いが、「糧」に関する議論など興味深いポイントもある。 続きを読む →
アリストテレス『ニコマコス倫理学』を解読する 『ニコマコス倫理学』は、アリストテレスが生前残した講義ノートや草稿などを、アリストテレスの息子ニコマコスらが編集したものだ。全10巻からなる。中心テーマは中庸の徳だ。観照的な活動に究極の幸福があると説く。 続きを読む →