ヴェーバー『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』を解読する(2) 本書はヴェーバーの社会認識論だ。本書でヴェーバーは「価値自由」と「理念型」の概念を軸に、社会認識の客観性(普遍性)を担保するための条件について論じている。後半では理念型について確認する。 続きを読む →
ヴェーバー『職業としての学問』を解読する 本書はヴェーバーの学問論だ。ヴェーバーは本書で「学問を職業とするかぎりは、本当に取り組むべき根本問題(事柄・Sache)に、着実に、日々コツコツと取り組まねばならない」と説く。 続きを読む →
ヴェーバー『職業としての政治』を解読する 『職業としての政治』はヴェーバーが学生に向けて講演した際の内容をもとにした著作だ。本書でヴェーバーは政治、政党、官僚などのテーマについて論じている。とりわけ興味深いのは、政治家の資質についての議論だ。 続きを読む →
ヴェーバー『国家社会学』を解読する 本書でヴェーバーは、「近代国家の本質とは何か?」という問いを立てる。ヴェーバーはそれに対して、近代国家とは「合法的な支配関係」であり、専門的官僚制と合理的法律を備えた合理的国家である、と答える。 続きを読む →
ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を解読する 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(通称「プロ倫」)は、社会学者マックス・ヴェーバーの代表作だ。本書でヴェーバーは、「予定説」と「合理的禁欲」のキーワードを軸に、プロテスタンティズムが近代資本主義の資本形成に精神的側面から果たした役割についての仮説を置いている。 続きを読む →