ショーペンハウアー『根拠律の四つの根について』を解読する 本書はニーチェに影響を与えたA.ショーペンハウアーの学位論文だ。ドイツ観念論の形而上学に対し、カントの認識論を踏まえて、原因-結果の因果関係と、条件-帰結の相関関係の区別を置いたのがポイントだ。 続きを読む →
ヴェーバー『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』を解読する(1) 本書はヴェーバーの社会認識論だ。本書でヴェーバーは「価値自由」と「理念型」の概念を軸に、社会認識の客観性(普遍性)を担保するための条件について論じている。前半では価値自由について確認する。 続きを読む →