タグ:道徳論

  • ニーチェの『道徳の系譜』を解説。ルサンチマンによる生の価値評価の視点を初めて思想に導入した。その視点は私たちを立ち止まらせ、私たちが素朴に身につけてきた「よい」と「わるい」の価値秩序を根本から吟味させなおすほどのパワーをもっている。

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  • 『実践理性批判』は、『純粋理性批判』と並ぶカントの主著だ。『実践理性批判』では「善」がテーマだ。カントは本書で、道徳をいかに規定できるかという問題に取り組む。ここでカントが提示したのが「定言命法」だ。私たちの善の意志が、行為が道徳的かどうかを決める基準となる。これがカントの答えだ。

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