タグ:近代社会批判

  • 本論はシモーヌ・ヴェイユによる著作だ。大工場でのルーティーン化された単純労働ではなく、工房での熟練労働こそが自由な社会のカギとなる。思考と実践の分離、つまり「指揮官-犬」構造がある限り、自由な社会は実現できない。これが本論のポイントだ。

    続きを読む →

  • 本論はハイデガーによる技術論だ。技術は隠されているものを明るみに出すアレーテイアの方法だが、現代技術は悪しきアレーテイアとしての「用立て」に陥ってしまっている、と現代技術を批判する。しかしそこには原理がない。

    続きを読む →

  • 『人間の条件』はハンナ・アーレントの著作だ。本書でアーレントは、私たち人間は「労働」「仕事」「活動」の3条件のもとにあるとした上で、近代は労働社会であり、「仕事」や「活動」の自由の領域を抑圧していると批判する。

    続きを読む →

  • エンゲルスの『空想より科学へ』を解説。1880年にエンゲルスが社会主義の入門書として自らの著作『反デューリング論』を抜粋して作ったパンフレットだ。いわゆる「マルクス主義」を知りたいのであれば、これを読めば十分だろう。

    続きを読む →