ホッブズ『リヴァイアサン』を超コンパクトに要約する ホッブズの『リヴァイアサン』をシンプルにまとめました。「万人の万人に対する闘争」(普遍闘争状態)の本質的な理由を人間存在のあり方に求めた上で、これを解決する原理(考え方)を示した点で画期的な議論です。 続きを読む →
「ホッブズ問題」の考え方 社会学で歴史的に重要視されてきた問題に「秩序問題」があります。「ホッブズ問題」とも呼ばれますが、ホッブズを読むと、それは別にホッブズにとっての問題ではないことは明らかです。ここではその点について具体的に確認してみたいと思います。 続きを読む →
ルソー『人間不平等起原論』を解読する 本書でルソーは、不平等が社会全体に拡大していくプロセスについての仮説を提示している。不平等は強者による法律によって合法化され、ついには専制政治に行き着く。ここで本書は『社会契約論』の問題設定とつながる。 続きを読む →