セネカ『人生の短さについて』を解読する 本篇はストア派哲学者のセネカによる作品だ。「人生は何と短いのか」と嘆くひとがいるが、人生は浪費するから短いのであって、よく生きるための時間を取れば十分に長い、と説いている。 続きを読む →
カント『純粋理性批判』を解読する カントの『純粋理性批判』を解説。カントは意識の外側の世界ではなく意識の内側に着目することで、普遍的な認識の可能性を問う。そして、もし人間に共通の認識構造を見出せれば、世界それ自体がどうであろうとも、普遍的な認識が成立するといえる。そうカントは考える。 続きを読む →
アウグスティヌス『告白』を解読する アウグスティヌスの『告白』を解説。アウグスティヌスはマニ教からの改宗を経て、本当に納得できる生き方を試行錯誤しつつ探求していた。アウグスティヌスはキリスト教という通路によって「正しい」「よい」生き方を目がけようともがいていたことを本書は示している。 続きを読む →