フロイト『性理論三篇』を解読する 本書でフロイトは、私たちの性的体制のあり方について論じている。本書の優れた直観は、幼児期から思春期にかけての両親との関係性が、私たちの感受性や身体性の形成に本質的な意味をもっているとする点にある。この直観はなるほどと思わせるものだ。 続きを読む →
バタイユ『エロティシズム』を解読する 本書『エロティシズム』は、フランスの哲学者ジョルジュ・バタイユの代表作だ。エロティシズムの本質、エロティシズムを成り立たせている条件、エロティシズムと美(特に女性の美)の関係について論じている。 続きを読む →
プラトン『パイドロス』を解読する プラトンの『パイドロス』を解説。『パイドロス』は、私たちがひとたび恋愛に陥ったときに突き当たるエロティシズムとロマンティシズムの争いをみごとに描いている。後半は弁論術についての議論だ。 続きを読む →
プラトン『饗宴』を解読する プラトンの『饗宴』を解説。『饗宴』はプラトンの代表的な対話篇。テーマは恋。パイドロス、パウサニアス、エリュクシマコス、アリストパネス、アガトン、ソクラテスの6人がエロス神を称えるという形で進んでいく。ソクラテスによれば、恋の本質は「よき」ものへの欲望だ。 続きを読む →