ラーマーヌジャ『最高神とその様態』を解読する インド六派哲学、ヴェーダーンタ学派に属するラーマーヌジャの『最高神とその様態』。本書の議論はほぼ宗教的であり、哲学的とは言いがたいが、救済(解脱)の可能性を基礎づけようとする試みが取らざるをえない過程を示している点では注目に値する。 続きを読む →
シャンカラ『不二一元論』を解読する 『不二一元論』は、インド哲学の一派ヴェーダーンタ学派を代表するシャンカラによって著された著作だ。ヴェーダーンタ学派のスタンスは、ちょうどサーンキヤ学派やヨーガ学派の対極にある。それらが二元論的な世界観を示しているのに対して、ヴェーダーンタ派は一元論的な世界観を示している。 続きを読む →