白水社の「デカルト著作集」全4巻の収録作を一覧にまとめました。1993年に刊行されました。
デカルトは近代哲学の創始者として一般に認められていますが、決して多作だったわけではありません。デカルトを見ると、思想が時代を超えて生き残る本質的な条件は著述の多寡にあるのではなく、考え方の普遍性にあることが分かります。
デカルトの概要を解説しました → デカルト・哲学早わかり
デカルト著作集
デカルト著作集 第1巻
- 方法序説(三宅徳嘉・小池健男訳)
- 屈折光学(青木靖三・水野和久訳)
- 気象学(赤木昭三訳)
- 幾何学(原亨吉訳)
デカルト著作集 第2巻
- 省察および反論と答弁(所徳嘉ほか訳)
デカルト著作集 第3巻
- 哲学原理(三輪正・本多英太郎訳)
- 情念論(花田圭介訳)
- 書簡集(竹田篤司訳)
デカルト著作集 第4巻
- 精神指導の規則(大出晁・有働勤吉訳)
- 宇宙論(野沢恊・中野重伸訳)
- 人間論(伊藤俊太郎・塩川徹也訳)
- 真理の探求(井上庄七訳)
- 平和の訪れ(川俣晃自訳)
- 思索私記(森有正訳・所雄章編)
- 音楽提要(平松希伊子訳)
- 掲貼文章への覚え書(村上勝三訳)