アーカイブ: 2014年10月

  • 本書はジョン・スチュアート・ミルの晩年の著作だ。男女差別は不当であり正義に反することを功利主義の観点から論じている。男女差別の解決が近代社会の自由にとっての実質的な条件の一つである、とミルは主張している。

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  • 本論はハイデガーによる技術論だ。技術は隠されているものを明るみに出すアレーテイアの方法だが、現代技術は悪しきアレーテイアとしての「用立て」に陥ってしまっている、と現代技術を批判する。しかしそこには原理がない。

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  • 『孫子』は中国の最も古く、かつ最も有名な兵法書だ。本書と『呉子』『司馬法』『尉繚子』『李衛公問対』『黄石公三略』『六韜』の6つをあわせて「武経七書」と呼び、これらが中国の兵書の代表とされている。

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  • 『省察』はデカルトによる著作だ。本論でデカルトは主に、神の存在証明と心身二元論について論じている。私の精神が明晰判明に認識するものについては、その存在を疑う正当な理由をもたない。この構えは確かにと思わせるものだ。

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