ルソー・哲学早わかり ジャン=ジャック・ルソーは、18世紀に主にフランスで活躍した哲学者です。ルソーが『社会契約論』で定式化した社会契約と一般意志の概念は、いまでも近代社会の基礎方針としての意義をもっています。 続きを読む →
イーシュヴァラクリシュナ『古典サーンキヤ体系概説』を解読する 『サーンキヤ体系概説』を解説。サーンキヤ学派は、神話ではなく概念によって世界のあり方を説明しようとするウパニシャッドの知的態度をさらに押し進めている。理性に解脱の可能性を求めるところに、苦悩を取り除こうとする動機の切実さを見て取ることができる。 続きを読む →
ウパニシャッドを解読する ウパニシャッドを解説。ブラフマンとアートマンの「梵我一如」は物語の性格を強く残しているが、宗教的な表象(イメージ)ではなく、概念による世界説明へと踏み出した点で、インド哲学の始まりとして位置づけることができる。 続きを読む →