アーカイブ: 2012年11月

  • ヘーゲルの『法の哲学』を解説。『法の哲学』でヘーゲルは、法権利(正しさ)の本質を規定し、「自由な意志」の展開という観点から、自由の本質論を展開する。ヘーゲルが本書で提示する原理、「人格の相互承認」は、近代社会の根本原理と見ることができるものだ。

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  • ロバート・オウエンの『社会に関する新見解』(『新社会観』)を解説。オウエンによれば、分業が広がるにつれて社会全体に悪徳と不道徳が広がった。この問題を解決することが「よい社会」の実現には必要であり、そのための方法が「性格形成原理」にもとづく教育である。これがオウエンのポイントだ。

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  • アダム・スミスの主著『国富論』の第1編の途中から解説する。前半では分業、労働、価格について確認したので、後半では自然価格と市場価格のズレ、重商主義批判、経済社会における社会政策のあり方に関するスミスの議論を確認する。

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  • 『国富論』はアダム・スミスの主著であり、経済学の最重要な古典の一つだ。本書でスミスは主に、分業に基づく経済の構造、経済政策としての重商主義に対する批判、経済社会のインフラのあり方について論じている。前半では第1編の途中まで確認する。

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