アーカイブ: 2012年10月

  • アウグスティヌスの『告白』を解説。アウグスティヌスはマニ教からの改宗を経て、本当に納得できる生き方を試行錯誤しつつ探求していた。アウグスティヌスはキリスト教という通路によって「正しい」「よい」生き方を目がけようともがいていたことを本書は示している。

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  • プラトンの『饗宴』を解説。『饗宴』はプラトンの代表的な対話篇。テーマは恋。パイドロス、パウサニアス、エリュクシマコス、アリストパネス、アガトン、ソクラテスの6人がエロス神を称えるという形で進んでいく。ソクラテスによれば、恋の本質は「よき」ものへの欲望だ。

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  • アリストテレスの『政治学』を解説。アリストテレスは本書で、プラトンとは異なる仕方で「よい政治」の本質を規定しようと試みた。アリストテレスの提示した「公共の利益」の概念は、今日でも政治の規準として通用している。

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